オゾン発生器を選ぶ際、「何を基準に選べばいいのか…」と思われている方も少なくないかもしれません。
本記事では、あなたがオゾン発生器選びを失敗することがないように、正しい選び方のポイントをご紹介します。
購入前に是非参考にして下さい。
オゾン発生器を選ぶ基準
オゾン発生器の導入を検討する際、次の5点について明確にしておきましょう。
- 人や動物がいる環境で使用したい?
- 使用を想定している対象空間の広さはどの程度?
- メンテナンスの有無
- 製品保証の有無
- 最安価格での購入について
この5点に注意すれば、あなたがオゾン発生器選びで失敗する可能性はほとんどないはずです。
それでは、なぜこの5点が選ぶ基準になるのか詳しく解説します。
人や動物がいる環境で使用したい?
オゾン発生器には、業務用と家庭用があります。
では、この業務用・家庭用がどのように分類されているのかというと、オゾン発生器の使い方でも説明しているとおり、主にオゾン発生量の違いによるものです。
用途 | オゾン発生量 | 使用環境 |
---|---|---|
業務用 | 多量 | 無人 |
家庭用 | 少量 | 有人 |
一般的に、業務用オゾン発生器のオゾン発生量は31mg/h〜7,500mg/h程度。
一方、家庭用オゾン発生器は1mg/h〜30mg/h程度が主流です。
オゾン発生量が多量であれば、効果は高いが人や動物は退避して作業を行わなければならない。
オゾン発生量が少量であれば、効果は(多量と比較すると)高くないが、人や動物が滞在したまま空気清浄機のような感覚で常時稼働して使用することができる。
人や動物がいない環境であれば、効率の観点から業務用オゾン発生器を選んで下さい。
誤って家庭用オゾン発生器を購入しても特に安全面における問題は起きませんが、業務レベルの高い効果は期待できません。
人や動物がいる環境であれば、効率よりも安全性を優先する必要があるため、オゾン発生量が多量の業務用オゾン発生器は使用できません。
誤って業務用オゾン発生器を使用すれば健康被害につながります。
業務用オゾン発生器はカビ取りくん煙剤で、家庭用オゾン発生器は空気清浄機みたいな使い方、とイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。

使用を想定している対象空間の広さはどの程度?
空気清浄機などを選ぶ際、多くの方が「適用範囲」を確認すると思います。
ここでは、オゾン発生器の「適用範囲」についてご説明しますが、「業務用」と「家庭用」では、適用範囲に対する考え方が異なりますので、別々にご説明します。
業務用オゾン発生器の適用範囲
オゾン発生量が同じ1,000mg/hの機種Aと機種Bの2台の業務用オゾン発生器があったとします。オゾン発生量は同じはずなのに、適用範囲を比較すると、機種Aは50m2、機種Bは80m2となっています。
オゾン発生量が同じにも関わらず、何故、2台の機種で適用範囲が異なるのか?
それは、業務用オゾン発生器の適用範囲が、「オゾン発生量」と「風量」で構成されているからです。
風量は、「1,500L/min」または「1.5m3/min」などと表記され、風量が多量であればあるほど、発生させたオゾンを効率的に拡散することが可能です。(ちょうど扇風機の羽の大きさや回転する勢いなどをイメージしてもらえれば良いと思います)
たとえば、「30m2程度のワンルームでしか使わない」というような場合でも、オゾン発生器の適用範囲は、大きければ大きいほど短時間でオゾンを室内に充満させることができるので、消臭除菌作業を効率的に行えます。
つまり、業務用オゾン発生器を選ぶ際は、「大は小を兼ねる」が有効です。この点が家庭用オゾン発生器とは選び方が少し異なります。
家庭用オゾン発生器の適用範囲
家庭用オゾン発生器の適用範囲は、業務用のように「風量」はほぼ関係なく、オゾン発生量と空間の広さ(m3)によってその適用範囲が決められているケースがほとんどです。
たとえば、オゾン発生量が2mg/hなら16畳程度、オゾン発生量が1mg/hなら8畳程度という具合です。
前述しましたように、業務用オゾン発生器の場合、あくまでも適用範囲は、「最大適用範囲」という意味で、それよりも小さな空間で使用しても、オゾン発生器の稼働時間が短時間で済むというだけで、何ら問題はありません。つまり、「大は小を兼ねる」の考え方が有効です。
しかし、家庭用オゾン発生器の場合は、適用範囲を無視して、「適用範囲18〜30畳」の製品を6畳の室内空間では使用してはいけません。
何故なら、人やペットがいる有人環境下で必要以上に室内のオゾン濃度が高くなってしまうからです。
よって、人やペットがいる環境下で使用する家庭用オゾン発生器を選ぶときには、「大は小を兼ねる」という考え方で製品を選ぶと失敗します。
家庭用オゾン発生器をお選びの際は、必ず適用範囲を守って機種選定を行って下さい。
メンテナンスについて確認する
家庭用・業務用問わず、オゾン発生器は定期的なメンテナンスが必要なケースがあります。
一般的に家庭用オゾン発生器はノーメンテナンスですが、一部の業務用オゾン発生器は定期的なメンテナンスが必要です。自分でできる範囲であれば問題ありませんが、そうでない場合もあるため、メンテナンスの有無や費用などは購入前に確認するようにしましょう。
製品保証の有無
製品保証の有無については購入前に必ず確認しましょう。
製品保証がなかったり、購入から半年間など1年にも満たない短い期間でしか保証されない場合などは、故障率や返品率が高い可能性があるため、その商品やショップで購入するのは避けたほうが無難です。
最安価格での購入について
Amazon、楽天、ヤフーショッピングなどなど。
商品を購入できる場所はたくさんあります。
Amazon、楽天、ヤフーショッピングなどに出店・出品する際、契約プランにもよりますが、そこで商品が売れれば◯◯%の手数料が発生し、モール側に差し引かれます。
出品者によっては発生するであろうその手数料をあらかじめ上乗せして販売しているケースも多いです。
いずれにしても、公式サイトと公式サイト以外での販売のコストを比較すれば公式サイトでの販売がもっとも低コストなはずなので、ほとんどのケースで公式サイトが最安値価格での販売となっています。
ですので、公式サイト以外で購入を検討している人は焦ってそこで購入せず、まずは公式サイトの価格を確認してみて下さい。
なお、「商品名+最安値(価格)」という検索方法は、広告記事に汚染されていますので真に受けないほうがいいでしょう。
その他にオゾン発生器を購入するときに注意したいこと
Amazonや楽天などでは、普通に考えればあり得ないようなハイスペックな業務用製品が1万円以下で販売されていたり、業務用オゾン発生器が家庭用オゾン発生器として販売されていることを確認しています(とても危険です)。
また、故障率の高さやアフターフォローに不満を抱えるユーザーもネット上で散見されます。
安かろう悪かろうで失敗されないためにも、オゾン専業メーカーでご購入されることをおすすめいたします。