つしま

私はゴキブリが大の苦手で、こうして文字にしただけでも体がゾワゾワして少し気分が悪くなります。
アレルギーではありませんが、強い科学薬品も苦手で、生活の中で薬品を使う機会も意識して少なくしています。
人間が絶滅してもゴキブリは生き残りそうなくらい生命力が強そうで、それを瞬時に駆除したいと思えば強い薬品を使用しなければならないこともなんとなく理解はしています…
ただ、そういう薬品を使うとあとに残った薬品臭が嫌すぎて…
そんな考えのまま長年特に対策もなく、出現したら絶叫して逃げるのみだったのですが、知人がオゾン発生器でゴキブリを駆除できると言っていました。本当ですか?
もしそうなら我が家にも1台あるといいかなと思ってます。

駆除は不可だが、出現率は著しく低下します

まず、文字にしただけでも体がゾワゾワして少し気分が悪くなるとのことなので、奴を「G」と呼びましょう。

残念なお知らせがあります。
オゾン、あるいはオゾン発生器ではGを駆除できません。

ただし、オゾンは、G・ダニ・小バエなどの糞中の化学物質を分解することから、忌避効果と繁殖抑制効果が認められています。

おそらくこのことが人から人へ伝わる過程において、忌避効果と繁殖抑制効果→Gを駆除できる!と誤って伝わってしまったのではないかと思います。
この「糞中の化学物質」のなかには、繁殖活動に欠かせないフェロモン分泌物だけではなく、安全や危険を知らせるための情報交換機能に相当する物質も含まれているといわれています。

オゾンは、そんな「糞中の化学物質」を分解するため、G・ダニ・小バエは繁殖活動に支障をきたし、また情報交換機能も失います。
これによって、G・ダニ・小バエの繁殖を大幅に減らすことができるというメカニズムになっています。

特に、飲食店や宿泊業において、Gの出現は経営に致命的なダメージを与えかねません。
SNSが普及してからというもの、驚くほど早い速度でその情報が拡散されます。
また、悪い噂は良い噂の何倍もの速度で拡散されやすいので、飲食店や宿泊業がGの出現を恐れるのも無理はありません。

オゾン発生器の導入がもっとも進んでいる業種をご存知でしょうか。
それが、飲食店業や宿泊施設業なんです。

もちろん、脱臭目的もあるんですが、飲食店業や宿泊施設業にとってそれと同じくらい重要な目的が別にあります。
それが、Gの出現率を著しく下げることなんです。
これはGだけではなくアリなどもそうですが、一度通った道に肉眼では確認できないレベルの分泌物(糞やフェロモン分泌物等)を残します。
たとえば、そこには「この道は安全だよー」などの情報交換機能に相当する物質も含まれていることが分かっていて、それがあることで他の仲間も安心してそこを通るようになります。
その分泌物がオゾンによって分解され、その情報がなくなってしまうとどうでしょう。
Gの警戒レベルは高まり、安易にその道を通らなくなり、(安全エリアの情報がほとんどなくなるため)Gの行動範囲も狭めます。
結果、出現率がグッと低くなるという仕組みです。

駆除できない以上、結局どこかにいるんだと考えれば、根本解決にはなっていないのですが、「駆除できなくても目にする機会は減らしたい」ということであれば、オゾンはGに効果てきめんなのです。

ご自宅に導入するのであれば、ワンルームや1Kはメイン機1台。
お部屋がいくつかあるのであれば、リビングにメイン機1台、キッチン周辺に小型の製品1台を置くのがおすすめです。
※過去にGの出現頻度が高い場所付近に設置することを優先